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日本センチュリー交響楽団 楽員ブログ

第148回 定期演奏会ご案内



平成22年2月12日 (金)開演19時 開場18時
ザ・シンフォニーホール

指揮:小泉和裕
Vn:堀米ゆず子  

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ブルックナー 交響曲 第6番 イ長調  (ハース版)

料金(税込・全席指定)   
  A席…6000円
  B席…4500円  
  C席…3000円     
  D席…1000円   


    お問い合わせ:大阪センチュリー交響楽団チケットサービス
              06-6868-0591
       (午前10時~午後6時・土日祝を除く)  
# by century_osaka | 2010-02-07 20:00 | 演奏会情報

創立20周年記念特別演奏会 終了!!

春は名のみの冷え込んだ昨夜、冷たい風にも関わらず、たくさんのご来場ありがとうございました。おかげさまで、2回にわたる創立20周年記念特別演奏会を無事終了することができました。

今回は、特殊な編成と曲の構成や、非常に大掛かりな舞台装置や照明などの演出も含めて、いつもの演奏会とまったく異なる趣でお届けしました。お楽しみいただけましたでしょうか?

演奏終了後、フランスからはるばる来ていただいた俳優のお二人とマエストロの楽屋にお邪魔しました。

ジャンヌ・ダルク役のカティア・レフコヴィッチさん。
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とまどい、悩み、のちに気づくジャンヌ。神の子として誇り高く使命を感じながらも、人の子として苦しみ、そして天に召されるジャンヌ。轟然たる群衆や(極めてアイロニカルに描かれる)自身をめぐるさまざまな出来事を経て変化していくジャンヌを、美しく・強く演じられました。


修道士ドミニク役のミシェル・ファヴォリさん。
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名盤として名高いセルジュ・ボド氏指揮の録音でもこの役を演じておられます。幾度にもわたるリハーサルを、常に非常に高い集中力でこなされ、その存在感はリハーサル全体の空気を高めてくださったように感じます。


首席客演指揮者の沼尻竜典さん。
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今回のリハーサルも、細部から大局に至るまでスコアをていねいに音に起こしていく作業を続けながら、そのイメージを我々に伝える言葉・しぐさ・例えが的確でなおかつかなり愛らしくて、「緊張感」と「リラックス」が頻繁に交代したり共存したりする、とても充実した時間を作ってくださいました。
ここ数年、秋には芸術監督を務めておられるびわ湖ホールのピットで演奏する機会(それも非常に難しい演目ばかり…!)をいただいている我々ですが、本番前日のザ・シンフォニーホールでのリハーサルのときには通常の演奏会というよりむしろオペラなどの舞台に参加しているように感じました。本番での美しい装置やスクリーンの映像、そして照明の変化などもあって、皆さんにも「劇的な」雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか。


今回の「ジャンヌ」と前回の「第九」。2回の大きなプロジェクトに関わってくださった全ての方々と、そしてもちろん誰よりも、お聴きくださった皆さん・いつも応援してくださる皆さんに、楽員一同深く感謝いたします。ありがとうございます。

やっとはたちを越えた大阪センチュリー交響楽団を今後とも可愛がっていただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
# by century_osaka | 2010-02-06 09:58 | コンサートレポート

こどもたちもがんばってます!

夜遅くまでリハーサルに参加している岸和田少年少女合唱団のみなさん。
こどもたちの歌声に、私達もほっとするものがあります。
練習終了後も、階上の音楽サロンで反省会をしているところ。
あと少し、本番まで一緒にがんばろうね!!
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# by century_osaka | 2010-02-04 14:13 | リハーサル日記

ホルンの代わりに。

今回オネゲルの作品のなかでは、ホルンが編成の中に含まれず、かわりに3本のサクソフォーンが入っています。第4場の「野獣に引き渡されたジャンヌ」の場面でのジャズのパロディの箇所で大活躍します。リハーサル初日にはマエストロから、「さすがサックスはお手の物ですね」ということで「一回お手本を・・・」と演奏を求められました。

ホルンの代わりに。_f0003980_20151334.jpg

左から 中村均一さん、作田聖美さん、有村純親さん。

かっこいいですね~。
私は中学の吹奏楽部に入ったとき、サックスを希望したのですがあまりの人気で叶わず、ホルンにまわされた、という思い出があります。おまけにサックスパートは美男美女で・・・。過去のコンプレックスがちょっと蘇りました。M.S
# by century_osaka | 2010-02-03 20:15 | リハーサル日記

ピアノでチェンバロの音を出す?

劇的オラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」。

第6場の「王たちのトランプ遊び」の場面で、優雅なバロック音楽が演奏されるのですが、そこではピアノがチェンバロの音を出すように細工されて演奏します。
オネゲルは「それぞれのピアノの弦に金属の棒状のものを置き、チェンバロの音に変えるように」と指定しています。

下の画像は、その場面でおかれる「金属の棒状のもの」にあたるものですが、ピアノの調律師さんのお手製です。スタインウェイで製造されているわけではありません。
ピアノ弦の高低によって、4-5つの部分に分かれています。
ピアノでチェンバロの音を出す?_f0003980_1465165.jpg

うらには太さの違うチェーンが。
ピアノでチェンバロの音を出す?_f0003980_147177.jpg

当初のものでは、軽すぎるということで、鉛のパーツで重さを調整されたそうです。M.S
ピアノでチェンバロの音を出す?_f0003980_1471233.jpg

# by century_osaka | 2010-02-02 14:07 | リハーサル日記