まずはルトスワフスキの「管弦楽のための協奏曲」。
いわゆる現代曲としてはかなりメジャーな作品で、耳にする機会も少なくないように思われます。センチュリーでは今回初めて取り上げますが、練習が進むにつれ、やはり有名になるだけの理由がある作品だと強く納得した次第です

名曲です…傑作です! この曲が持つ「訴える力」みたいなものを是非会場で体験して頂きたいと思います。
小泉監督とはこれまでヒンデミットやブルックナー等、大きな作品を演奏してきましたが、今回もアツく厳しいアプローチは健在です。非常に小さい音から物凄い大音響まで、単に音量の問題でなく、ささやきやシラブルや叫びといった意味を伴った要求を常にされます。オーケストラのための協奏曲ですから、それぞれの楽器は音にするだけでも大変な技量が求められます… 難曲ですが、この曲の力をしっかりと伝えられるよう頑張りましょう!
さてもう一つの難曲モーツァルト、K.334のディヴェルティメント。最上質の遊び心満載の天衣無縫の奇跡のような曲ですね…!。
オーケストラの定期でこの曲を取り上げるのは、ある意味チャレンジかも知れません…小泉監督の思い入れもかなりのものとお見受けしました。2本のホルンと、第1ヴァイオリンから10-8-6-4-2という人数で今回は演奏しますが、なんと言っても第1ヴァイオリンが徹頭徹尾最初から最後まで協奏曲のソロさながらの活躍をするそのパートを、10人で弾いちゃうわけですよ!
シビレます!!

ここで多くを語りますまい…信じて祈っています。
ここで最後に個人的なルトスワフスキの思い出を記します。
1993年だったと思いますが、氏が「京都賞」を授与された時に、彼の弦楽四重奏を僭越ながら演奏させて頂いた事があるのです。あまりの緊張で演奏内容は殆ど覚えていないのですが、演奏後のパーティーでルトスワフスキ氏からお褒めの言葉を掛けて頂き、舞い上がるような嬉しい気持ちになりました
氏は大変穏やかな紳士で、体はさほど大きくはなかったのですが非常に強いオーラにつつまれていました。思慮深く美しい眼差しが忘れられません。
H.T