桜が満開ですね!
練習場のある緑地公園やその周りには沢山のソメイヨシノがあり、まさに今を盛りと咲き誇っていて、実に壮観で美しい眺めです! 今シーズンの幕開けとなるこの4月定期が、この満開の桜のように祝福された演奏会となったなら、こんなに素晴らしい事はありません…
さて今回は、ベルリオーズ「リア王」,ラフマニノフ「パガニーニ、ラプソディー」,ニールセン「交響曲第4番」というかなりシビレるプログラムです
ラフマニノフ以外は滅多に演奏されないのではないでしょうか?
「リア王」は有名なシェイクスピアの戯曲ですが、私は小学生最後の頃、国語の授業で朗読した記憶があります。…今思えば随分高度なものを教科書は取り上げていたのですね~今でもあるのでしょうか?
さて曲はというと、冒頭は威厳に満ちた主題が低弦で奏されます。後に何度も楽器を変え尺を変え出てくるのですが、そのアーティキュレーションを巡ってかなりの苦労が有りました!本番で報われますように…(>_<)
ニールセンは楽章の区切りが無く、最後まで40分近く演奏し続けなければなりませんから、高い集中力が必要となります。譜面も複雑でトリッキーな所も多いのでかなり大変です。しかし小泉マエストロが初日に仰ったように、日を追う毎に我々プレーヤーにも曲に対する理解や愛着がどんどん深まって来ている実感があります。単一楽章ならではの流れの変化やゆるぎなさ、モチーフの関係性、否応なく立ち現れる圧倒的な力強さ、…自然界や命あるものの生命力へのオマージュのような「不滅」の音符に、小泉監督のもとセンチュリー響一人一人全員が命を吹き込みます。
ベルリオーズでもニールセンでも特に大活躍する楽器がティンパニーです。ニールセンでは二人の奏者が合計
8つのティンパニを操って、曲終盤ではティンパニー協奏曲さながらといった盛り上がりをみせます。普段から超息の合ったコンビの
安永さんと廣川さん、期待しています!

(日記と日付が前後しますが)ゲネ終了後も念入りな合わせが続きます・・・
ラフマニノフのラプソディーは実はセンチュリーではかなり久々の演奏なんです。フィギュアスケートでもよく取り上げられる有名な曲ですが、運動神経や反射神経が必要な所はさすがアスリート向きと言えましょう!また今回は新しい楽譜でしたので、アンサンブルが緻密で込み合ったこの曲に馴染むまでにちょっと手間取りましたね
ソリストの若林顕さんは、目の覚めるような素晴らしい技巧と音色でそれぞれのバリエーションを弾き上げていかれます。時に眩いような煌めきを放つパッセージなどがあったりすると、思わず私は弾くのを忘れてハッと心を奪われてしまいます
この曲を力で強引にねじ伏せるような演奏を少なからず聴きますが、若林さんは全く違って常に曲へのいつくしみに満ちた「北風と太陽」の暖かい太陽のようなラプソディーに感じられます。
満開の桜の中 生命力溢れる 強く暖かい気持ちになるような演奏会になるよう祈ります。
H、T