今年度の小泉シェフによるブルックナーシリーズも、いよいよ明日で最終回。(実は来月21日の東京公演で第4番がありますが、定期・レコーディングとしては一区切りという事で…。)

今回もCD作製のためのレコーディングを兼ねたリハーサルでしたが、比較的スムーズに運んだかな?といった印象でした。回を重ねる毎にやはり馴染んで来るということもありますが、センチュリーのサウンドもこれまでの経験を経てこの第6番でイワユルヒトツノ集大成を見せるか?!といった所でしょうか…ぜひ明日の本番をお楽しみ下さい!。
みんなこの扉の外で、録音の仕上がりに聞き耳を立てたり・・
第6番というと、ブルックナーの交響曲の中でもちょっとマイナーで地味なイメージがあるかも知れません。確かに、硬質で骨太な5番と、代表作とされる7番以降との間にあって、小ぢんまりとして柔和なイメージがありますが、今日まで4日間演奏してみて感じたのは、その構成の緻密さと統一感(全曲のまとまり感)の確かさです。今日終楽章を弾きながら、冒頭からの有機的な繋がりを改めて感じて、ブルックナーの奥深さをまた一つ覗けた様な気がしています。
そしてあえて言っておきたいのが第2楽章の美しさ!音階で下降するベースラインの上の溜め息のような旋律、やがて副旋律との絡み合いはエもイわれぬ睦み事になって…とにかく哀しい程の名楽章ですよ(T_T)
ヴァイオリンの堀米ゆず子さんを迎えての協奏曲は、名曲中の超名曲メンデルスゾーン。堀米さんとは久しぶりの共演ですが、本当に楽しいリハーサルとなりました。オケも指揮者もソリストも、(スンマセン勝手に親密なつもりにさしてもうてます)気心知れた信頼感の上でのやりとりは、かなりオモローなものでした(>_<)颯爽とした中にもツボを押さえた素敵なメンデルスゾーンとなりそうです。
ここのところぐずついた天気が続いてますが、明日は鬱陶しい雲を吹き飛ばし、春の明るく美しい日射しを感じて頂けるような演奏会になると信じています。
H.T