今日は、はじめて合唱団・俳優含めてみんなそろう日。
オペラなど、オーケストラだけでやってるとよくわからない部分も、流れがはっきりすっきりする部分も多くて、私は個人的にみんなのそろうこのリハーサルがとても楽しいです。
今回は、フランスから俳優さんもはるばるいらっしゃるし、オンド・マルトノが入ったり、サックスが3本あったり、子どもたちの合唱もあったり、ピアノでチェンバロの音を出したり、このブログの係りとしては取り上げたい部分がてんこ盛りなのですが、できる範囲でご紹介したいと思います。(なぜかこのリハーサルが始まって、はじめてぎっくり腰になってしまうし。)
では、オンド・マルトノ。
前回はメシアンのときにご一緒した原田節さん。
いつも楽器に群がる楽員に快く、わかりやすく楽器の説明をしてくださいます。
っで、今回は、私がチェロの...と自己紹介した流れで、チェロ弾き、ムッシュー・マルトノの視点からお話が始まりました。
弦楽器のようなビブラート、ボウイングにあたる左手の操作、右手のポジショニングもチェロとリンクするものがあること、それから発信器としてのアコースティックな部分(弦や銅鑼を共鳴させる)、増幅器として真空管を使用していることを、わかりやすく話していただきました。
左手の四角いボタン[touche トゥッシュ]で音量や長さ、アーティキュレーションを表現します。
原田さんの所有されている楽器はマルトノ氏自身が製作した最新の作品であるとか。
間近にご覧になりたい方は、上手後方のバルコニー席が最適かと思います。
原田さんのHPにもマルトノに関する詳しい情報があります。
M.S