大阪センチュリー交響楽団第146回定期演奏会は、11月12日無事終了しました。
今回も、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
以前から、コンサートミストレスとして何度も客演され、いつも的確に・しなやかに我々をリードして下さった四方恭子さんと、今回は協奏曲のソリストとしてご一緒することができました。
自然な、あくまでも自然に流れるベートーヴェンのソロ・パート。力みのない立ち姿から、力みの全くない美しい音の連なりが。しかし、それは非常に高度な集中力で制御されていて、ひたすら作品に奉仕するかのように、ホールいっぱいに静かに広がっていたようでした。
「頷けない音が、ただのひとつもありませんでした」。ある定期会員さんに、こんな言葉をいただきました。
四方さんは来月の20周年記念演奏会「第九」に、今度はまたコンサートミストレスとしてお越し下さることになっています。
そして後半は、ベートーヴェンの交響曲7番でした。ご記憶でしょうか?この曲、我々の「デビュー曲」なんです。
思い起こせばもう20年ちかく前になるんですね。ウリエル・セガルさん指揮、ホールはもちろんザ・シンフォニーホール、バッハの「ブランデンブルク協奏曲第3番」・モーツァルトの41番「ジュピター」交響曲、そして、この「7番」でした。
ちょっと計算すると、今回のコンサートマスター太田雅音さんは、そのときにはまだ4つ。お隣で演奏した蔵川さんは、さらにお小さくて…。なんとも面白いというべきか、無情というべきか、光陰は矢のごとくに過ぎ、その間こんにちまで、何度も何度もいろいろな指揮者の方とご一緒しました。
常任指揮者としてベートーヴェンの交響曲全曲を指揮された高関健さん。当時行われていた「いずみ定期」での一連の演奏では、オーケストラの並びはいわゆる「対向配置」(第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが左右に配置される)、そして新しい研究に基づいて出版された新しい楽譜を使う画期的なものでした。
佐渡裕さんが指揮されたのは、ブザンソンのコンクールからそれほど間がない時期だったと思います。
また、金聖響さんも、「対向配置」を選択され、新鮮な解釈が記憶に残っています。
あ、もちろん音楽監督・小泉和裕さんとも、神戸の地で。
ほかにも小林研一郎さん、矢崎彦太郎さん、そして最近ではもちろん「のだめ」のコンサートで茂木大輔さん、そして、そして………列挙に暇がありません。
そんな思いをバックに、ザンデルリンクさんのタクトで演奏した先日の演奏会。それぞれの楽章のキャラクターが非常に「立った」指揮ぶりだったように思います。皆さん、いかがお感じになったでしょうか?
我々は、これからも精進を続け、明るいエネルギーにあふれたこの曲をさらにたくさんの指揮者の方と、さらにたくさんの聴き手の皆さんにお届けしたいと願っています。
K.N