第145回定期演奏会は無事終了しました。
今回も、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
リストの協奏曲を弾かれたアリス=紗良・オットさん。
才色兼備…とか、天は二物を…とか、言い古された言葉ですが、彼女の名前をキーワードにネット上を少し検索しても、たくさんヒットします。いま世界がもっとも注目しているピアニストのおひとり。リストの作品を、きっと深くご存知で、よく演奏されるのでしょう。単純な「名人芸」などに全くとどまらない、作品への深い愛情と敬意が感じられる…そんな、すばらしい演奏でした。アンコールの「ラ・カンパネッラ」も美しかったこと!
そしてブルックナー5番。以前に演奏した4番とは、ポピュラリティに大きな差があったこの曲ですが、CD録音しながら進めた4日間のリハーサルを通じて、楽譜に記された膨大な情報が、マエストロの棒の先で次第に整って見通せるようになったことは、我々にとって非常に嬉しい驚きでありました。ブルックナーの演奏には日本一厳しいと言われている(?)大阪の聴衆の皆様、いかがでしたでしょうか?
ブルックナーは今期もう一曲、2月の第148回定期で6番を演奏します。4番~6番の3曲が、3月にCDとして発売予定。ライブを聴かれた方もそうでない方も、「聴いたから」「聴かなかったから」だからこそ、是非お買い求め下さい…宣伝…(笑)。
ところで演奏会の翌日16日は小泉和裕音楽監督の60回目のお誕生日でした。一日ふつか先取りで、本番前日のリストのリハーサル終了直後、密かに準備していた楽譜で「Happy Birthday」をいきなり演奏しはじめました。
プレゼントの箱からは…
ちゃんちゃんこ、ではなく、真っ赤なキャップが!

これをかぶって、矢のようなティーショットを、きっと打って下さることでしょう!

その後お礼の言葉を下さいましたが、その口調も内容も、とても静かでしたので、逆に我々には非常に強いメッセージが伝わってきました。
15日の演奏会では、マエストロと我々との何かの「思い」が放射されていたかもしれません。
最後に、演奏会終了後楽屋にお邪魔して、1枚。

この笑顔を見ることができて、我々もとても幸せでした。
K.N