今日はとても良い天気で暖かい春の陽気でした。練習場近くの天竺川沿いには早くもユキヤナギが咲いています。毎年満開の桜とユキヤナギが川の両岸に美しいコントラストを描くのですが、今年は桜が満開の頃にはユキヤナギはすっかり散ってしまっているのでは?と心配です…。明日以降も更に暖かくなるようで、しかも花粉と黄砂が大飛散するとの予報…要注意です!
さて、今日の練習はヒンデミットからでした。小泉マエストロとのヒンデミットも三作目という事で、すっかり耳はヒンデミットサウンドに馴染んでいるような気がしています。しかし相変わらず演奏は大変難しい(>_<) 内容は変奏曲ですが、協奏曲のタイトルどおり各プレーヤーの名人芸がふんだんに盛り込まれていて、聴き応え満点といえましょう。
「幻想交響曲」は何度か演奏していますが、今回の小泉マエストロのアプローチは真っ向直球勝負といった感じで、なんとなく慣例になっている「演奏者の都合」という「甘さ」を排し、隅々まで個人が積極的に音楽を創造していく姿勢をあらためて喚起するものでした。またワルツでは「ここは夢を見させるように弾いて欲しい!生活苦の人でも現実を忘れるように…センチュリーの皆さんも今大変なのは分かりますが…せめて聴衆に夢を与えるのが我々の使命ですからね!」はいっ、仰るとおりです。(T_T)夢が見られるように頑張りましょう!たとえそれが幻想だとしても…
H.T