昨年9月26日の「第134回定期」には、エストニア出身の指揮者・カリユステ氏がユニークなプログラムを指揮してご好評頂きましたが、今回はカザフスタン出身の若き俊英指揮者・ブリバエフさんの定期初登場で「ロシア・プログラム」をお届けします。
最初に演奏するムソルグスキーは「展覧会の絵」で余りにも名を知られていますが、この短い前奏曲も歌劇「ホヴァンシチナ」の中では最もよく知られた独特の美しさを持った佳曲で、朝もやの中の日の出の様子と共に反乱の予兆も感じさせます。
そして今や名実共に押しも押されぬピアニスト・小山 実稚恵さんとはバルトーク、ブリテンといった難曲の協奏曲で定期にご登場頂いていますが、今回のラフマニノフの名作・第2番で皆様の心に響く演奏が期待されます。
作者自身が『青春』と名付けたプロコフィエフの第7交響曲は、これまでにも何度か演奏しておりますが、定期公演では初演奏であり「管弦楽法の妙」を知り尽くしているプロコフィエフの作品に、ブリバエフさんがどのような音世界を創り出されるかがとても楽しみです。
2009年・初の定期のご来場を心よりお待ち申し上げます。
A・A
大阪センチュリー交響楽団 第138回定期演奏会
2009年2月6日(金) 午後7時開演(午後6時開場)
ザ・シンフォニーホール
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プログラム~
ムソルグスキー: 歌劇『ホヴァンシチナ』より前奏曲“モスクワ川の夜明け”
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
プロコフィエフ:交響曲 第7番 嬰ハ短調 作品131「青春」
指揮
アラン・ブリバエフ
ピアノ
小山 美稚恵
料金(税込・全席指定)
A席…5000円
B席…4000円
C席…2500円
D席…1000円
お問い合わせ:大阪センチュリー交響楽団チケットサービス
06-6868-0591
(午前10時~午後6時・土日祝を除く)