日本センチュリー交響楽団 楽員ブログ

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第19回関西アーバンイブニングコンサート



今回の関西アーバンイブニングコンサートは往事のオリジナル編成での室内楽コンサートです。

弦の室内楽にはまず入っているチェロがなくて、モーツァルトが活躍した当時のザルツブルグでは一般的だったヴァイオリン二本、ヴィオラ、コントラバスという弦楽カルテットにホルン二本という少し変わった編成のディヴェルティメントから2曲。
下手な作曲家や演奏家を揶揄してわざとおかしな音がするように書かれた「音楽の冗談」by モーツァルト。

時代は下って19世紀初頭。「会議は踊る、されど進まず」で有名なウィーン会議。
当時ワルツの父・王と呼ばれたJ.シュトラウス1世・2世、J.ランナー達が全盛を誇り、町中そこここで鳴り響いていた彼らのウィンナーワルツ、会議を機に世界中に広まりました。
小さなダンスホールでは少人数でワルツが奏でられていましたが今回はその最小編成、ヴァイオリン2本・ヴィオラ・コントラバスという形でJ.シュトラウス1世、J.ランナーのワルツをお聞き頂きます。

[音楽の冗談]
【日時】
平成 22年 3月 5日(金) 18:30開演(18:00開場)

【場所】
関西アーバン銀行 心斎橋本店 1階ロビー
(最寄駅:地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅8号出口・ホテル日航大阪北隣)

【入場料】
無料 (先着 50名様) 

【出演者】
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左から・・・木川博史(Hr)森陽子(Hr)尾崎加苗(Vl)池原衣美(Vl)
      森亜紀子(Vla)奥田一夫(Kb)


【曲目】
W.モーツァルト:ディヴェルティメントKV.287 変ロ長調より
J.ランナー:ステイリッシュダンス 
J.シュトラウス1世:Hofballワルツ
W.モーツァルト:「音楽の冗談」ディヴェルティメントKV.522 ヘ長調

問い合わせ:関西アーバン銀行(0120-372-140)
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by century_osaka | 2010-02-21 21:47 | 演奏会情報

第18回関西アーバンイブニングコンサート

今回の関西アーバンイブニングコンサートはパーカッション4人によるコンサートです!マリンバやパーカッションの楽しいステージです。皆さんが良くご存知の曲もたくさん用意しております。どうぞお楽しみに!!

【日時】
平成 22年 2月 22日(月) 18:30開演(18:00開場)

【場所】
関西アーバン銀行 心斎橋本店 1階ロビー
(最寄駅:地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅8号出口・ホテル日航大阪北隣)

【入場料】
無料 (先着 50名様) 

【出演者】
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左から・・・廣川祐史、安永友昭、石倉明日香、安永早絵子

【曲目】
「もりリズム」 安永早絵子:作曲
「増殖メヌエット」 バッハ:作曲(arr.安永早絵子)
「くまばちは飛ぶ」 リムスキー=コルサコフ:作曲(arr.安永早絵子)
「ねこふんで GO!GO!」 作曲者不詳(arr.安永早絵子)
「おしゃべりカホン」 安永早絵子:作曲
「りんご追分」 米山正夫:作曲(arr.安永早絵子)
「三つのわらべ歌」 童謡(arr.源田俊一郎、安永早絵子)
「G線上のアリア」 バッハ:作曲
「リベルタンゴ」 ピアソラ:作曲
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問い合わせ:関西アーバン銀行(0120-372-140)
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by century_osaka | 2010-02-17 20:51 | 楽員のコンサート情報

第148回定期演奏会レポート


今回のブルックナーの交響曲6番は足掛け4日間練習をみっちり積んできましたが定期演奏会本番も録音してのCD製作です。
ブルックナーのシンフォニーにとっては大事な「壮大な教会で鳴り響くパイプオルガンのイメージ」 やはり会場シンフォニーホールへ来ると音響の良さでは業界トップを誇るホールですし、空間がたっぷりあり音が広がります。
プレーヤー同士の聞こえ方も時差無く手に取るようにクリアに聞こえます。

練習場で細かいニュアンスの違いを気にしつつ調整した所やはっきり聞こえさせるためことさらアクセント気味に弾いていた所などシンフォニーホールへ来ればノープロブレムになります。


小泉監督が再三仰られて来た「スケール大きくフレーズを意識しつつ各自が自発的、前向きにブルックナーの音楽を形作って行く」というモットー。

今迄センチュリーの基本編成の小ささ故ほとんど弾く事のなかったブルックナーですが、私達今回のシリーズ、ブルックナーチクルスも回を重ねてき、ブルックナー演奏へのアプローチが更に皆の身体に染み付いて来た様に感じました。

演奏会でのマエストロは私達の演奏するブルックナーを更にスケール大きく、呼吸も深くすべく指揮。
練習で作り上げて来たディテールとバランスを取りつつ美しい響きで壮大なブルックナーを現出させることができたように思います。


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マエストロはゲネが終わってもステージに残り細かい打ち合わせ?


ブルックナーのシンフォニーは壮大なテーマが特徴ですが、それが管楽器群に委ねられた時弦楽器はひたすら同じパターンの動きによる伴奏型を機械のごとく弾く部分が良く出て来ます。

これが弦楽器プレーヤーにとってはしんどいのですよね(笑) 

特にコントラバスパートはパイプオルガンの足踏み鍵盤で出す音のイメージ、鞴(ふいご)の風を伴った超低音を作り出さなければならない役回り。 これはもう弓を目一杯使って力尽きる迄頑張るしかありません。本番ではどうにか頑張りましたがはたして「低音の風」を作れたかどうか・・・?

終演後楽屋でマエストロに「今日は低音よく鳴っていたよ」と言ってもらえました。
奥様が「そりゃ あれだけバスの方見て一生懸命振られたら頑張るわよね(笑)」
  少し認めてもらえた様です。 御陰さまで右手も左手もくたくたに疲れました。

本番直前ステージ裏で今日はきつくなりそうだなとばかりに皆両手をブラブラ揺すっていたコントラバスセクションでしたが甲斐ありました(笑)

コンサート前半、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲のソリストは堀込さん、既に巨匠の域に達しているかのような彼女のメンデルスゾーンには絶対的な信頼感を抱きながら気持ちよく伴奏させて頂きました。
練習の時、自分はこうしたい!というところでは圧倒的パワーでそれを主張しオケを引っ張りますが、そうでないところでは小泉さんの提案に「ああ、そこはどちらでもいいわよ、ちゃんと合わせますからだいじょうぶ!」と余裕の答え。厳しい雰囲気の合わせ稽古の中の打ち解けた楽しいやり取りでした。

本番では名器グァルネリ・デル・ジェスの美音、堀米さんの余裕の演奏を堪能しつつ共演を楽しませて頂きました。  K.O.
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by century_osaka | 2010-02-16 21:33 | コンサートレポート

ブルックナーCD録音 最終章。

今年度の小泉シェフによるブルックナーシリーズも、いよいよ明日で最終回。(実は来月21日の東京公演で第4番がありますが、定期・レコーディングとしては一区切りという事で…。)
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今回もCD作製のためのレコーディングを兼ねたリハーサルでしたが、比較的スムーズに運んだかな?といった印象でした。回を重ねる毎にやはり馴染んで来るということもありますが、センチュリーのサウンドもこれまでの経験を経てこの第6番でイワユルヒトツノ集大成を見せるか?!といった所でしょうか…ぜひ明日の本番をお楽しみ下さい!。

みんなこの扉の外で、録音の仕上がりに聞き耳を立てたり・・
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第6番というと、ブルックナーの交響曲の中でもちょっとマイナーで地味なイメージがあるかも知れません。確かに、硬質で骨太な5番と、代表作とされる7番以降との間にあって、小ぢんまりとして柔和なイメージがありますが、今日まで4日間演奏してみて感じたのは、その構成の緻密さと統一感(全曲のまとまり感)の確かさです。今日終楽章を弾きながら、冒頭からの有機的な繋がりを改めて感じて、ブルックナーの奥深さをまた一つ覗けた様な気がしています。

そしてあえて言っておきたいのが第2楽章の美しさ!音階で下降するベースラインの上の溜め息のような旋律、やがて副旋律との絡み合いはエもイわれぬ睦み事になって…とにかく哀しい程の名楽章ですよ(T_T)
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ヴァイオリンの堀米ゆず子さんを迎えての協奏曲は、名曲中の超名曲メンデルスゾーン。堀米さんとは久しぶりの共演ですが、本当に楽しいリハーサルとなりました。オケも指揮者もソリストも、(スンマセン勝手に親密なつもりにさしてもうてます)気心知れた信頼感の上でのやりとりは、かなりオモローなものでした(>_<)颯爽とした中にもツボを押さえた素敵なメンデルスゾーンとなりそうです。

ここのところぐずついた天気が続いてますが、明日は鬱陶しい雲を吹き飛ばし、春の明るく美しい日射しを感じて頂けるような演奏会になると信じています。

H.T
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by century_osaka | 2010-02-12 09:48 | リハーサル日記

第148回 定期演奏会ご案内



平成22年2月12日 (金)開演19時 開場18時
ザ・シンフォニーホール

指揮:小泉和裕
Vn:堀米ゆず子  

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ブルックナー 交響曲 第6番 イ長調  (ハース版)

料金(税込・全席指定)   
  A席…6000円
  B席…4500円  
  C席…3000円     
  D席…1000円   


    お問い合わせ:大阪センチュリー交響楽団チケットサービス
              06-6868-0591
       (午前10時~午後6時・土日祝を除く)  
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by century_osaka | 2010-02-07 20:00 | 演奏会情報

創立20周年記念特別演奏会 終了!!

春は名のみの冷え込んだ昨夜、冷たい風にも関わらず、たくさんのご来場ありがとうございました。おかげさまで、2回にわたる創立20周年記念特別演奏会を無事終了することができました。

今回は、特殊な編成と曲の構成や、非常に大掛かりな舞台装置や照明などの演出も含めて、いつもの演奏会とまったく異なる趣でお届けしました。お楽しみいただけましたでしょうか?

演奏終了後、フランスからはるばる来ていただいた俳優のお二人とマエストロの楽屋にお邪魔しました。

ジャンヌ・ダルク役のカティア・レフコヴィッチさん。
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とまどい、悩み、のちに気づくジャンヌ。神の子として誇り高く使命を感じながらも、人の子として苦しみ、そして天に召されるジャンヌ。轟然たる群衆や(極めてアイロニカルに描かれる)自身をめぐるさまざまな出来事を経て変化していくジャンヌを、美しく・強く演じられました。


修道士ドミニク役のミシェル・ファヴォリさん。
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名盤として名高いセルジュ・ボド氏指揮の録音でもこの役を演じておられます。幾度にもわたるリハーサルを、常に非常に高い集中力でこなされ、その存在感はリハーサル全体の空気を高めてくださったように感じます。


首席客演指揮者の沼尻竜典さん。
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今回のリハーサルも、細部から大局に至るまでスコアをていねいに音に起こしていく作業を続けながら、そのイメージを我々に伝える言葉・しぐさ・例えが的確でなおかつかなり愛らしくて、「緊張感」と「リラックス」が頻繁に交代したり共存したりする、とても充実した時間を作ってくださいました。
ここ数年、秋には芸術監督を務めておられるびわ湖ホールのピットで演奏する機会(それも非常に難しい演目ばかり…!)をいただいている我々ですが、本番前日のザ・シンフォニーホールでのリハーサルのときには通常の演奏会というよりむしろオペラなどの舞台に参加しているように感じました。本番での美しい装置やスクリーンの映像、そして照明の変化などもあって、皆さんにも「劇的な」雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか。


今回の「ジャンヌ」と前回の「第九」。2回の大きなプロジェクトに関わってくださった全ての方々と、そしてもちろん誰よりも、お聴きくださった皆さん・いつも応援してくださる皆さんに、楽員一同深く感謝いたします。ありがとうございます。

やっとはたちを越えた大阪センチュリー交響楽団を今後とも可愛がっていただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
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by century_osaka | 2010-02-06 09:58 | コンサートレポート

こどもたちもがんばってます!

夜遅くまでリハーサルに参加している岸和田少年少女合唱団のみなさん。
こどもたちの歌声に、私達もほっとするものがあります。
練習終了後も、階上の音楽サロンで反省会をしているところ。
あと少し、本番まで一緒にがんばろうね!!
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by century_osaka | 2010-02-04 14:13 | リハーサル日記

ホルンの代わりに。

今回オネゲルの作品のなかでは、ホルンが編成の中に含まれず、かわりに3本のサクソフォーンが入っています。第4場の「野獣に引き渡されたジャンヌ」の場面でのジャズのパロディの箇所で大活躍します。リハーサル初日にはマエストロから、「さすがサックスはお手の物ですね」ということで「一回お手本を・・・」と演奏を求められました。

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左から 中村均一さん、作田聖美さん、有村純親さん。

かっこいいですね~。
私は中学の吹奏楽部に入ったとき、サックスを希望したのですがあまりの人気で叶わず、ホルンにまわされた、という思い出があります。おまけにサックスパートは美男美女で・・・。過去のコンプレックスがちょっと蘇りました。M.S
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by century_osaka | 2010-02-03 20:15 | リハーサル日記

ピアノでチェンバロの音を出す?

劇的オラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」。

第6場の「王たちのトランプ遊び」の場面で、優雅なバロック音楽が演奏されるのですが、そこではピアノがチェンバロの音を出すように細工されて演奏します。
オネゲルは「それぞれのピアノの弦に金属の棒状のものを置き、チェンバロの音に変えるように」と指定しています。

下の画像は、その場面でおかれる「金属の棒状のもの」にあたるものですが、ピアノの調律師さんのお手製です。スタインウェイで製造されているわけではありません。
ピアノ弦の高低によって、4-5つの部分に分かれています。
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うらには太さの違うチェーンが。
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当初のものでは、軽すぎるということで、鉛のパーツで重さを調整されたそうです。M.S
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by century_osaka | 2010-02-02 14:07 | リハーサル日記

歌合せ初日。

今日は、はじめて合唱団・俳優含めてみんなそろう日。
オペラなど、オーケストラだけでやってるとよくわからない部分も、流れがはっきりすっきりする部分も多くて、私は個人的にみんなのそろうこのリハーサルがとても楽しいです。

今回は、フランスから俳優さんもはるばるいらっしゃるし、オンド・マルトノが入ったり、サックスが3本あったり、子どもたちの合唱もあったり、ピアノでチェンバロの音を出したり、このブログの係りとしては取り上げたい部分がてんこ盛りなのですが、できる範囲でご紹介したいと思います。(なぜかこのリハーサルが始まって、はじめてぎっくり腰になってしまうし。)

では、オンド・マルトノ。
前回はメシアンのときにご一緒した原田節さん。
いつも楽器に群がる楽員に快く、わかりやすく楽器の説明をしてくださいます。
っで、今回は、私がチェロの...と自己紹介した流れで、チェロ弾き、ムッシュー・マルトノの視点からお話が始まりました。

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 弦楽器のようなビブラート、ボウイングにあたる左手の操作、右手のポジショニングもチェロとリンクするものがあること、それから発信器としてのアコースティックな部分(弦や銅鑼を共鳴させる)、増幅器として真空管を使用していることを、わかりやすく話していただきました。

左手の四角いボタン[touche トゥッシュ]で音量や長さ、アーティキュレーションを表現します。
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原田さんの所有されている楽器はマルトノ氏自身が製作した最新の作品であるとか。
間近にご覧になりたい方は、上手後方のバルコニー席が最適かと思います。

原田さんのHPにもマルトノに関する詳しい情報があります。

M.S
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by century_osaka | 2010-02-01 23:47 | リハーサル日記