日本センチュリー交響楽団 楽員ブログ

京都特別演奏会 2011



 本年も何卒センチュリー交響楽団にご声援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます! 

 年の初めの演奏会は、この京都公演からのスタートです。

 作曲者自身が甥のダヴィドフに宛てて手紙に書いた次の文章が、この曲の全てを物語っていると思われます。
「…今度の交響曲には標題があるが、それは誰にも謎であるべきもので、想像出来る人には勝手に想像させよう。この標題は全く主観的なものだ。私は旅行中にこれを作曲して幾度と無く泣いた…」


 昨年9月の「第154回定期演奏会」では、ロシアの名指揮者ドミトリエフさんの指揮で、計らずも文字通りの「悲愴」をお届けする結果になりました。

 今回は音楽監督=小泉氏のタクトの下、益々精力的な力感溢れるチャイコフスキーが、京都コンサートホールを一杯に満たすことと思います。

 またラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」は古今のピアノ協奏曲中、名曲の中の名曲であり、曲名を知らずとも耳にすればきっと誰もがどこかで聴いたことがある、有名な曲です。



 ラフマニノフは作曲当時の音楽界の潮流に反して、19世紀ロマン派の音楽語法を継承しつつも、彼独自の世界を繰り広げました。そのころ彼は交響曲第1番の初演が大失敗に終わったため、強度のノイローゼに陥ってしまいます。友人の勧めでニコライ・ダーリ博士の催眠療法で受けながらこの曲を完成させますが、初演は博士の暗示的な予言どおり大成功を収めます。それ以後は欝状態からも抜け出し、意欲的に作曲活動を復活させました。

 2011年の初本番に花を添えてくださるのは、素晴らしいピアニズムで共演オーケストラも聴衆も一気に誘われる、小山実稚恵さん。素晴らしいキャリアと幅広い演奏レパートリーを持ち、その知性と情熱と繊細さが一体となった気品に満ちた演奏は、今回のラフマニノフにも遺憾なく発揮されましょう。


 今回も私共は、心を込めて演奏させて頂きます。
皆様方の多数の御来場を、心よりお待ち申し上げます。


A・A




大阪センチュリー交響楽団京都特別演奏会
2011年1月16日(日) 15:00開演(14:00開場) 
京都コンサートホール(大ホール) 


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

指揮:小泉 和裕(大阪センチュリー交響楽団音楽監督)
ピアノ:小山 実稚恵



チケットは全席完売しました
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by century_osaka | 2011-01-10 18:11 | 演奏会情報
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