日本センチュリー交響楽団 楽員ブログ

第157回定期演奏会ご案内


 チェコ生まれの俊英=レオシュ・スワロフスキーさんの定期公演初登場です。

 1961年チェコに生まれ、プラハ音楽院を卒業後,プラハ音楽アカデミーに進み、故ヴァーツラフ・ノイマンに指揮法を師事。更に1986年~1989年プラハ国民劇場で故ツデネーク・コシュラー氏の下で研鑽を積みます。1991年には国際モーツァルト財団から「最優秀若手指揮者」に選ばれたのちはチェコ国内の主要オーケストラは勿論、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、更にはバイロイト音楽祭にも客演。日本でも東京都交響楽団や仙台フィルハーモニー管弦楽団に招かれています。
 
  ボフスラフ・マルティヌー(「マルチヌー」と書くのが適切だそうです)の作品は、日本では余り演奏されることの少ない作曲家ですが、彼の生涯は「チェコ時代」「パリ時代」「アメリカ時代」「ヨーロッパ時代」に分けられます。それは誠に不遇な、流転の人生だった様です。

今回の定期公演で初めて取り上げる「交響曲 第3番」は「アメリカ時代」であった1944年に完成されちます。指揮者の故セルゲイ・クーセヴィツキーとボストン交響楽団の活動20周年を記念した作品となっていますが、悪化する第2次世界大戦の世相を反映してか、祝祭ムードはなく、むしろ第2楽章には「悲痛な響き」がします。



  今年7月、スワロフスキー氏は東京都交響楽団と「コンサート・オペラ:売られた花嫁」で指揮は勿論、演出まで手掛けています。大阪センチュリーと如何なるマルティヌー(マルチヌー)像を創り上げるかにご期待ください。


 又、グリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲は、曲が始まった途端に思わず引き込まれる様な、ドラマティックで楽しげな「幕開けの音楽」です。
      
 このオペラの物語はキエフの大公の娘・リュドミラ姫と騎士・ルスランの「波乱の婚礼物語」でロッシーニの作風を感じさせる作品です。序曲の演奏時間は僅か5分程度ですが、その作品内容は古今の歌劇の名序曲と全く互角に肩を並べています。スワロフスキー氏と共に奏でる「5分間の一発勝負」をどうぞお楽しみ下さい。
     
 ハチャトゥリアン「ヴァイオリン協奏曲」は、作曲者37歳(1940年)の時の傑作です。この作品は世界的大ヴァイオリニスト=故ダヴィッド・オイストラフ氏に献呈、同年に初演され大成功を収めています。それのみならず、フルート奏者の故ランパル氏がフルートに編曲したため、フルート協奏曲」としても数多くのレコーディングが存在します。ヴァイオリン協奏曲としては大掛かりな管弦楽編成で、特に第2・第3楽章は「東方民族風の主題」が全曲に強い色彩を放っています。

 1958年カザフスタンに生まれ、2001年ヴィエ二アフスキ国際コンクールで第1位、2007年に仙台国際音楽コンクール第1位という既に光輝ある経歴を持ったアリョーナ・バーエワさんが、満を持しての初登場。その自信に満ちた力感溢れる演奏で、御来場の方々の喝采を浴びることは間違いないでしょう。

 今回も楽員一同、心を込めて演奏いたします。2010年を締めくくる定期演奏会に、皆様多数のご来場をお待ち申し上げます。

                                        

A・A




2010年12月10日(金) 19:00開演(18:00開場) ザ・シンフォニーホール
第157回 定期演奏会


グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
M.Glinka:Overture to the Opera "Ruslan and Ludmila"

ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
A.Khachaturian:Concerto for Violin and Orchestra in D minor

マルティヌー:交響曲 第3番
B.Martin?:Symphony No.3

指揮:レオシュ・スワロフスキー
ヴァイオリン:アリョーナ・バーエワ


料金(税込・全席指定)
  A席…6000円
  B席…4500円  
  C席…3000円     
  D席…1000円   


チケットのお求めはこちらから。公式サイトからチケットの購入もできるようになりました。
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by century_osaka | 2010-12-04 21:51 | 演奏会情報
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