日本センチュリー交響楽団 楽員ブログ

第154回定期演奏会ご案内



ロシア音楽界の巨匠・ドミトリエフさんの指揮で、今回はチャイコフスキーの「悲愴」と、今年生誕200年を記念する、ショパン:ピアノ協奏曲第1番を採り上げます。

指揮者のドミトリエフさんは1935年生まれの75歳。1966年に第2回ソ連指揮者コンクールで優勝し、ヴィーン音楽大学に留学。更に名指揮者故エフゲニー・ムラヴィンスキーの下で研鑚を積んだ後、1971年にレニングラード国立歌劇場管弦楽団の首席指揮者、1977年には現サンクトぺテルブルク交響楽団の芸術監督に就任し、現在までその地位にあります。

「悲愴」はチャイコフスキーの「白鳥の歌」となってしまった訳ですが、彼の死については以前から様々な説が飛び交った模様です。ただ間違いないのは、チャイコフスキーが「悲愴」と名付けたのは、弟のモデストが口にした「悲愴」という言葉に「同意」したのでは無く、作曲家自身がこの副題を命名させていた事が今日分かっています。
       



また終楽章に於ける「アダージョ・ラメントーゾ」「アンダンテ・ラメントーゾ」 この2つの「演奏解釈」については見解が分かれていますが、この辺りを含め、巨匠・ドミトリエフさんが「謎」の多いこの名作を見事に引き出してくれるものと期待されます。


今年は「ピアノの詩人」と呼ばれる、ショパンの「生誕200年」ですが、今回はその1回目として「ピアノ協奏曲第1番」をお届けします。この作品は1830年10月11日にワルシャワで作曲者自身の独奏により初演されています。
今回特記すべきは「ナショナル・エディション」にて演奏する事でしょう。ショパン自身の自筆譜は殆んど現存しておらず、ショパン・コンクール審査委員長を務めるポーランドのピアニスト、ヤン・エキエル氏が編纂した「ナショナル・エディション」は、もうポーランドでは一般的に定着しつつある様です。日本では未だ余り紹介されていないようですが、これからは世界的に「ナショナル・エディション」を用いることが常識的となるかも知れません。


もう1つの大きな話題に、クラシック・ピアノとジャズ・ピアノ演奏双方のジャンルで見事にデビュー、絶賛を博している中野 翔太さんの定期初登場です。名指揮者レナード・スラトキンに絶賛を浴び、ウィーン・フィルハーモニーをはじめ海外・国内の主要オーケストラに客演し次々と成功を収めている若き俊英・中野さんが「祖国への告別の辞」であるこの名作をどの様に聴かせて下さるのか、期待は拡がるばかりです。
             

今回も楽員一同、心を込めて演奏致します。
皆様多数の御来場をお待ち申し上げます。
                                        A・A




2010年9月16日(木) 19:00開演(18:00開場) ザ・シンフォニーホール
第154回 定期演奏会


ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11(ナショナル・エディション)
F.Chopin:Concerto for Piano and Orchestra No.1 in E minor, Op.11(National Edition)

チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」
P.I.Tchaikovsky:Symphony No.6 in B minor, Op.74, "Pathétique"

指揮:アレクサンドル・ドミトリエフ
ピアノ:中野 翔太

料金(税込・全席指定)
  A席…6000円
  B席…4500円  
  C席…3000円     
  D席…1000円   完売


    お問い合わせ:大阪センチュリー交響楽団チケットサービス
              06-6868-0591
       (午前10時~午後6時・土日祝を除く)

その他のチケット取扱い場所
ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール)
電子チケットぴあ
ローソンチケット
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by century_osaka | 2010-09-13 02:31 | 演奏会情報
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