年度始めのお忙しい時期にもかかわらず、たくさんのご来場ありがとうございました。
今回のソリストは、センチュリーの首席フルート奏者のニコリンヌでしたが、休憩後、ブルックナーのシンフォニーも彼女が演奏していたのに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
リハーサル初日に私たちもびっくりしたのですが、彼女の今日の演奏は両曲ともに疲れを微塵も感じさせないどころか、いつもにまして伸びやかな音楽、多彩な音色にあらためて彼女の才能のすごさを感じました。また見目麗しいだけでなく、その気取らない人柄にもいつも元気をもらうのですが、今回、長いレコーディング期間のあいだでも、彼女がソロのリハーサルをした後でも、素晴らしい演奏を聴かせてくれるので、私たちが疲れをみせるわけにはいかない、と思わせてくれました。
これまでに過密スケジュールにもかかわらず、いつも笑顔でボランティアの演奏会をこなすニコリンヌを、尊敬しつつも、体調を崩してしまわないか心配したりすることがあったのですが、今回「彼女は私からは遠く離れたレベルにいる人間」とはっきり分かって、彼女への心配は杞憂だと悟りました。
でもでも、どうかゆっくりやすんでね。
Tu etait super ce soir, mais repose-toi bien, Nicoline!!
M.S